2012年05月13日
ダイレクトマーケティング⇔マスマーケティング
みなさんこんにちは! J.J.田中です。
◆私がこどもだったころ
昨日は母の日でしたね。
みなさんもプレゼントやメッセージを送られたことと思います。
保育所の頃か小学校低学年の頃か。すでにいつの頃か記憶は定かではありませんが、幼き頃に授業の一環のようなカタチで母の似顔絵をか描いたり作文を書いたような記憶があります。
そうだ。保育所の先生が、お母さんにお花をあげましょうと、みなにカーネーションを一輪配り、それを母に手渡したことを思い出しました。
やがて、それなりにモノゴコロがつく年頃になると、母に感謝のメッセージやカタチを表すことがとても恥ずかしく思われ、”そもそも感謝するべきことなどあったのか?"などと、ひねた合理化をすることで、自身の行動を納得しておりました。
長い間なんらかのアクションを行うことはありませんでした。
30歳を過ぎたころ。
幼少の頃、自分が対峙していた母と同じ年になりつつあることにも気付き始め。
自分も大人になったというか、そういったこだわりにこだわることの意義や意味もどうでもよくなり。
いったい何にこだわっていたのかと。。。
恥ずかしさもなくなり、年老いてゆく母にギフトを贈るようになりました。
今年は時期がやってきましたので、何にしようかとアレコレ考えましたが、少しネタ切れ感も出てきましたので。。。
30数年ぶりにカーネーションを贈りました。
◆そんなことはさておき
先週は金曜日に東京出張となりましたので、ついでに東京で休日を過ごしておりました。
渋谷を歩いておりますと、ちょうど映画「貞子3D」のプロモーションのメガ貞子トレーラーに出くわしました。
ちょうどこんな感じですね。
5/12公開に合わせてのプロモーションということで、先週からすでに実施されていたようですね。
先週のうちから友人らがFBに貞子トレーラーの写真をアップしていましたので、このようなプロモーションをやっているのだなということは認知しておりましたが、幸い私も実物をも目撃することができました。
間近で見ると、フォルムバランスがよく良くないなぁなどとは思いましたが、道ゆく人々はみな一様にケータイorスマホ片手にカシャカシャと写真を撮っておりました。
・デカいね!
・ヤバい!貞子だ!
・なんか変だね(笑
などなど、道行く人たちはそれぞれの感想を言いながら写真を撮っていました。
ハッとしました。
確かに私の日常は札幌での生活であり、東京のこういった局所的なリアルイベントやプロモーションは目の前で見ることはなかなか機会を得られず、ニュースや写真、SNSで知ることが多いわけで、知ってはいるし映画の公開情報も分かってはいますが、やはりどこか、遠い世界の出来事にも感じていました。
情報としては認知・了解していますが、どうも情緒的なリアリティがない。
実際の貞子トレーラーが出現した状況を見ていますと、ケータイ・スマホ片手に撮られた写真はその場でTwitterやfacebookにアップされていく様も、まま見られます。
やがてそれらの情報は、その人の友人らが「いいね!」を押したり、シェアしたりと。。。
貞子の見た目や出来栄えは横においておいたとしても、そういった情報連鎖を通して数多くの人が認知することになり、そのうちの何%かは実際に映画を見るに至るのでしょう。
その大もととなる情報が今まさに生み出される瞬間を見たわけです。
貞子の写真を撮る人たちの姿をみて、人の自然な行動の連鎖がうまく働いているなぁとハッとした次第です。
今回の貞子3Dプロモーション。費用がどれほどかかったのかは分かりませんが。。。
気になるのはその効用と効用の計測の仕方です。
ダイレクトマーケティングはその点では、マスマーケティングよりも効用を明確に計測しやすい領域です。
貞子トレーラーが出現し、それを見た人々のうちのある程度多くの人々が写真を撮り、Twitterやfacebookで情報伝播させる光景を目の前で見ると、情緒的なリアリティとしては、その効用に対しての明確な計測が難しいが故に、眼前の光景にひきずられやすく、認知的な納得性は高く感じましたが、投じた費用に対する実効性能の正味な所はわかりません。
マスの世界の方々であれば、そういった疑問に対して適切な解説をしてもらえるのかもしれませんが。。。
ダイレクトマーケティング語る際、マスマーケティングとの対比で語られる場合が多いわけで、「ダイレクトマーケティング」というワードがまだ市民権を十分に得られていない時代においては、ダイレクトマーケティングの認知不足ゆえの懐疑性や、マスマーケティングと対比させた場合の新しい考え方に付随する心理的慣性に抗するアプローチとして、マスマーケティングの非効率性や効用計測の不透明性を引き合いに出して、ダイレクトマーケティングの優位性を説くシーンもありましたが、ブログやSNSの隆盛によって、セグメントはより流動化・細分化され、個人が触れるチャネルも多様化・流動化している昨今においては、その論点ももはや意味をなさなくなっています。
私たちはダイレクトマーケティングの専門家としての事業活動を行っておりますが、ダイレクトマーケティングもマスマーケティングも、マーケティングという大きな枠でとらえると、それぞれの方法論の一つです。
それ故に、私たちが向き合うお客様や課題によっては、マスマーケティングの手法も取り入れながら、常に最適な考えをご提案していくべきだろう。
餅は餅屋。マスマーケティングが必要な時はその道の専門家の方々と協調することも当然必要。
企業と生活者の距離を縮める活動を行っていくことが、私たちグループの本質的な活動。
それを実現する過程において必要だと思われることはすべて取り入れる。
そういうプロセスを描き、実践していくことこそ、私たちの強みも最大限に活かされていくハズだ。
こんなことを考えておりました。
- 2012年05月13日| 常務取締役 田中
2012年05月06日
分析マンの体験について。
みなさんこんにちは! J.J.田中です。
◆私がこどもだったころ
5月5日はこどもの日でしたね。
こどもの日といえばこいのぼりですが。。。
古くは中国の後漢書の古事にさかのぼることができるようです。
黄河の急流に竜門という滝があり、その滝をのぼりきって竜になることができたのが鯉だけで、後に立身出世の象徴としてとらえられるようになったとのことです。
こいのぼり。
こどもの私にとっては羨望の的でした(笑
大人のコトバで言うと「持てる者と持たざる者の象徴」ということになってしまうのでしょうが。。。
あんな大きなこいのぼり。
大人になってみると、わざわざ買うほどのものでもない。スーパーで売ってるお菓子付きのミニこいのぼりの方がかわいいじゃないか。
とすら思いますが。。。
こどものわたしにとってはあのこいのぼりが欲しくて欲しくたまらない時期がありました。
因みに。こどもの日になると地元の公民館には、おおきなこいのぼりが青空を背景に悠々と泳ぎまくっておりました。
それで十分と思います。
◆そんなことはさておき
現在は緻密なデータ分析とは少し違うシゴトをしている私ですが、私たちの仕事においては分析的な考え方はとても重要です。
データ分析を始めたころはそのオモシロさにドキドキしながら、つきつめれば購買履歴データやログデータでもって、行動方程式のような、人の行動予測ができるはずだ!という大きな野望と仮説を持っておりました。
PCの処理性能の向上や分散処理といった新しい情報処理技術の出現により、今ではビッグデータというトレンドの下、10年前のデータ分析からすると考えれないくらい、多くの行動履歴を収集し、分析し、カテゴライズできるようになったり、趣味・嗜好のようなものを把握できるようになったり、次の行動予測を行う精度は上がったと思います。
当時の野望と仮説は今でも間違っていないと思っていますし、行動方程式のような数式で人の行動は表せるハズだという夢は今もあります。
それができていないのは、今はまだそこまでの科学技術に至っていないし、もしかすると、関係するパラメータがあまりにも多すぎて、通常の人が認知できる範囲を過分に超えてしまっていて、計算できないだけかもしれないと思う次第です。
データ分析をしていると、顧客セグメントを定義したり、Aという商品やBというサービスは30代独身女性からの支持が高いとか低いとかいった、表層的な傾向分析はできるのですが。。。
どうもしっくりこないということがあります。
なぜならば、履歴データというのは、リアルな現象の特定的な事実をサンプリングしてシンプルな数値に置き換えただけのものであるからです。
当然、それを購入・利用した人の、顔や性格、生活状況といった情報はそぎ落とされることになりますし、購入・利用された商品やサービスがどのようなもので、どんな特徴や良さや悪さがあるのか?といった情報は、その対象を知らなければデータ的単なる記号となります。
分析行為は結局のところ、起きている現象からなぜを推定し、未来に対する仮説やストーリーを生みだすことです。
記号論でもないですが、サンプリングされたデータがいったい何を表すものなのか?という意味を分析者が参照することができず、分析の結果として生みだすべきストーリーを紡ぎだせないと、やはりどうもしっくりときません。
商品Aは、今回の販促企画では、30代女性からの支持が高く、平常時と比べて30%多く購買する傾向が明らかになりました。
因みに私はその商品Aが何なのかはわかりませんが。。。(汗
という現象です。
この状況が良くはないことだとした上で。対応案を考えますと。
1.お客様を含め、プロジェクトチームとしてその現象に対して解釈の議論を行い、ストーリー構築し販促案などを検討する。
2.分析者が対象となっている商品やサービスを体験した上で、より深いデータ分析の解釈と対策案をクリエイトする。
だいたいこの2通りになるでしょうか。
多くのケースでは1の案が採用されるのが日常だと思います。
しかし、1は業務分担の観点からするともちろん大事ですが、2についても常に注意を払い、分析者自身が体験を通してその商品やサービスがどのように消費者・利用者にとって価値づけられていたり、認知されているだろうかと想像することはとても重要だと思います。
分析者自身も体験した上で、既に体験している他の消費者・利用者の感想を把握することも大事ですね。
この2のアプローチについては時間もお金もそれなりかかりますので、限界はあります。
ですが、先にお話しましたように、人の購買行動を数学的な公式で表せるほどの科学技術に達していない現状であることや、無数の行動ファクターを組み合わせながら人の行動パターンを把握し推論するには、通常の人の認知能力では早々に限界が来てしまうことを考えると、自身の体験を通して世界を把握し、その上でアナログ的というか直観的な分析行為を行い、ストーリーを構築した方が理解もしやすいし、現実的なアクションが導かれやすかったり、納得性も高まりやすいのではないかと思うのです。
精緻な分析的アプローチはもちろん大事です。
しかし、それだけでは片手落ち。
分析者(この場合、ゴリゴリと実際にデータ分析する者だけでなく、関連する企画マンやデザインマンも同じです)は過去と今を踏まえて、未来を推論して問いかけるのが役割です。
過去を把握し、今を観察・体験し、未来に対して推論する。
そのような考え方でありたいです。
連休中。
独りで遠くに旅へ出かけて戻ってくると、いつもの街並みは新鮮でした。
地下鉄の吊り広告。ショッピングセンターのインストアプロモーション。
にぎやかにおしゃべりしながら街歩く女性たち。
こどもをだっこしながらお母さんのお買いものに付き合うおとうさん。
キッズスペースで子供にミルクをあげながら一休みするおかあさん。
店員の履いているスニーカー。女子中学生3人組のファッション。ガラケーでゲームらしきことをしている中年女性。
デートするカップル。
中年夫婦の昼下がりの風景。
そんな、変哲もない光景が繰り広げられている札幌市内の商業施設。
自身も実際にその時間を共有しながら、周囲の人々に注意を向け、それぞれの人たちがどんな生活をしているのかを想像しながらこんなことを思いました。
ゴールデンウィークもあけました!
気持ち新たに毎日をがんばっていきましょう!
- 2012年05月06日| 常務取締役 田中
2012年04月30日
ゴールデンウィークですので。。。
みなさんこんにちは! J.J.田中です。
ゴールデンウィークなうですね。
みなさんは連休中どちらにお出かけでしょうか?
私もせっかくですので、急きょ思い立ち、出かけることにしました。
思い立ったのは昨日の夕方です。
そうだ!出かけよう!ついでにブログも書こう!
せっかくなので北海道でお気に入り(「私」のお気に入りですが。。。)の場所を世界のみなさんに紹介しよう!
しかも最近、「ノマド」が流行ってるから、どうせであればソレッポク、お出かけしながらブログ書いてみようかと(笑
ということで、ただ今倶知安町のグラウビュンデンというカフェで書いてます。
まぁ。。。「やってみよう」企画ということでよろしくお願いします。
思い立ったが吉日。昨日は早々に寝てしまい、深夜自宅を出発し、明け方の大沼(函館近辺)を目指すことに。
皆さんご存知の函館から車で30分ほど離れた場所にある大沼国定公園の様子です。
沼というか湖というか。
明け方の様子ですがとても落ち着きます。
もう少し暖かくなった頃の雨だれの雰囲気なんかもステキですよ。
水芭蕉も咲いてました。写真で見るとそうでもないかもしれないですが、実際見るとかなりカワイイです。
札幌への帰り道。
来る時は苫小牧―室蘭経由でやってきたのですが、同じ道を帰るのもつまらない。
よし。
温泉に入って帰ろう。
ニセコ。五色温泉いくぞ!
と一人で盛り上がりながら、山あいの道をすべるように走り抜け五色温泉へ。
ゴールデンウィークと言えどもまだ雪が残っており、春スキーを楽しむ人々を横目に山道を駆け抜けます。
そして到着。五色温泉。
この温泉は、私が北海道に来た最初の年に大学のサークルで春合宿だと言われ連れていかれた温泉。
当時はリニューアル前の建物で、そうとうボロボロだった記憶が。
お客と言えば湯治客しかこないような雰囲気の秘湯でしたが。。。
98年にケッコウキレイになったようです。
こんな感じのひなびた雰囲気がいいのです。。。
もちろん露店風呂もありますよ。
温泉から上がってしばらくすると妙に肌がすべすべするなぁと思いつつも。
お腹がすいたのでご飯でも食べよう。
「そうだ!あそこにいこう!」
と、以前行ってステキだった所を思い出したのでiPhoneで検索。
倶知安町のグラウビュンデン。
ここ、いわゆる「ひらふ地区」なのですが。
2006年には地価上昇率全国No1に輝いたエリアなのです。
当時は、オーストラリア人の方を中心に、ログハウスを建てたり、移住してきたりと、大変な人気っぷりでした。
もちろん今でもこの地区にはログハウスやコンドミニアムが多数立ち並んでおりますし、今も建築中のコンドミニアムもありますのでまだ、人気は高いのでしょうね。
近年だと、中国マネーが投機されていると聞いておりますが。。。
それはともかく。、
ステキなカフェーなので突撃です。
こんな感じでオープンテラスもありまして。
しかも、今日は天気がいい。
ココ。サンドウィッチが有名でして。。。
さっそく定番のクラウビュンデンサンドを注文。
スクランブルエッグ+ベーコン+チーズ。
なんか。イマイチおいしそうに撮れてないですが。。。(笑
でも、実際はウマいのです。
ニセコにいらっしゃった際はお試しくださいませ。
ホントにおいしいですから。
そんなこんなで、PCの電池もなくなり始めましたので、この辺で私のゴールデンウィークレポを終了して、札幌に戻ることといたします。
みなさんも残りのゴールデンウィークを楽しんでくださいませ!
そして、また来週から元気にがんばっていきましょう!
よい休日を!
- 2012年04月30日| 常務取締役 田中
2012年04月22日
実際のところ。。。みんなどんなブランド持ってるの???
みなさんこんにちは! J.J.田中です
◆私がこどもだったころ
4/24は私の地元のお祭りの日です。それなり歴史も古く、毎年4/24は五穀豊穣を願う春のお祭りが行われます。
規模は小さいですがお祭りでは、神輿や山車が登場し皆で曳き、父や近所のおっさんは神楽を舞い、少年達は「太刀振り」と呼ばれる剣の舞を舞います。
太刀振り。
地元では30年ほど途絶えていたと聞きますが、私が小学1年生くらいの頃に、おっさん達が復活させよう!と当時を知る長老達から手ほどきを受け復活させて、今も続いているようです。
少年の私ももちろん舞いました。
舞いの種類も1番振り、2番振り、3番振りと難易度があり、もっとも難しい3番振りは中学生になってからというお作法でした。
しかも本番で使う太刀(槍に近い)は刃落とししてあるとは言っても、ちゃんとした真剣。
真剣と言われるとこども心にも、ケッコウ神妙なキモチになります(笑
北海道に移って今年で20年目になりますが、当時は何とも思っていなかった地元のこういったイベントも、今ではとても懐かしく、また、そういった長い歴史のある文化行事を体験できていることに何かしらのアイデンティティを感じる昨今です。。。
◆そんなことはさておき
先週のブログで触れた「パギャル消費」。早速、購入して読んでみてふんふんと思いましたが。。。
ついでに、「世代×性別×ブランドで切る!第3版」も購入してみたのです。
コレ。
データブックとして秀逸です。
全国3万人の持ち物調査の結果を文字通り、世代と性別とブランドで切ったデータブックです。
普段、私たちは購買履歴データ分析を元に提案を行うことが多いです。
実際の購買行動のデータですので、ある程度の世代×性別×ブランド傾向を分析することはできますが、分析の元になるデータは特定のお店(チェーンストア)であったり特定のECサイト様であったりで、全般的にあらゆるジャンルについてわかるわけではありません。
「世の中全体的に○○な傾向」というには少し不足する部分があるわけで、それらの動向を補ってくれるデータブックとして参考になります。
このデータブックでは、全国3万人の方々が、現在所有しているモノや利用しているサービスを半年に一度チェックした結果とのことです。
私は現在37歳。
30代後半男性の
・洋服のブランド
・バッグのブランド
・靴のブランド
・腕時計のブランド
・よく飲むビールの種類
・乗っている自動車のメーカー
・シャンプー/リンスは何使ってる?
・好きなテレビ番組は?
といった話題を網羅的にまとめてくれているのです。
内容見るだけでも、ふんふん、へーへーといった感じです。
さて、その情報を何につなげるか?
この辺が重要ですね。
1.購買履歴データ分析との比較材料としての利用
特定のお店やECサイトのユーザ様の傾向は○○だけども、世の中全体の傾向とは何が違うのだろうか?
そのギャップ分析のような材料としてよさそうです。
2.ユーザモデル構築
調査結果や分析結果を個別に細かく切って傾向値を把握することは大事ですが、それらの分析結果を総合してストーリーを作る際、特定セグメントの人達は実際にはどんなテレビ番組を見たり、車に乗ったり、雑誌を読んだりしてるのだろう???
そういった補足データも取り入れながら、購買履歴データ分析で導きだした結果を肉付けしていくことに役立ちそうです。
3.クリエイティブ表現への反映
最終的にこの辺が重要ですね。
実際のお客様の手元に届けるダイレクトメールを考えるならば、当該企画で想定しているターゲット層に対して、よりピンとくる表現を行いたい所です。
そんな時、2で示したユーザモデルとも連動しますが、こういった全体傾向から導きだされるセグメント傾向と、購買履歴分析からわかる傾向とをミックスしながら、コピー・デザイン・色のテイストといった表現に還元していけますね。
なんか。。。
この本の宣伝のようになってしまっておりますが。。。
そうは言いましても、私はかつて購買履歴データ分析やリサーチ業務に従事しており、購買履歴データを補完するものとして、こういった持ち物調査を行ってみたいと思っており。。。
このデータブックに出会って少々コーフンした次第です。。。
- 2012年04月22日| 常務取締役 田中
2012年04月16日
パギャル???
みなさんこんにちは! J.J.田中です。
先週。facebookのイングリッシュネーム判定で、私のイングリッシュネームがJacobとなりました故、Jomu.Jacob.田中ということでJ.J.田中になりました。
田中まで短縮記号に置き換えるとJ.J.Tでしょうか。もやは原型をとどめておりません。。。
◆私がこどもだったころ
葉桜の頃になるとやがて桜の木に実が生ります。
「学校の桜にもサクランボは生るハズだ。あの、缶詰に入ってるピンク色したヤツみたいなのが。だって桜の実でしょ?!」
私はそう信じて疑っていませんでした。
こどもの私の世界では、サクランボは缶詰に入っているのです。
そして、学校の桜はソメイヨシノです。
待てど暮らせどソメイヨシノに生った小さな赤黒い実は、美しくふっくらとしたピンクのサクランボには成長しません。
1年生の春が過ぎ。2年生の春が過ぎ。3年生の春が過ぎ。
4年生の初夏になろうとする頃でしょうか。驚きと絶望と恥じらいの衝撃とともに事実を知ったのは。
その時、また一つ大人の階段を上ったのでしょう。
◆そんなことはさておき
みなさん「パギャル」というコトバをご存じでしょうか?
【パギャル】
ギャルとは見えないが、ギャルマインドを持つ女子=“パギャル”(半端なギャル)。
という定義だそうです。
なるほど。
先日、雑誌を見ていてこのコトバを見つけました。
要は、電通さんの「パギャル消費」という本の広告を見たというわけですが。。。
女子の7割が隠し持つマインド。
「都心より地元」
「安くてかわいいものが好き」
「一人牛丼OK」
「泣ける歌が好き」
「温かい家庭に憧れる」
「本音トークが好き」
などなど
なるほど。そういうことか。と感心する次第
毎日毎日。
多くのコトバが生まれていきます。
ちょっと前には「パネェ画像」とかいうコトバもあったなと思い出しました
先週の記号論でもないですが。
新しいコトバを生み出すことそのものはとてもクリエイティブなことであると考えています。
そのコトバが世の中に流通するならば、そのコトバは多くの人に受け入れられたというわけですし。
マーケティングに関わるモノとして、私たちも
・新しいセグメントを表す概念やコトバを生み出す
・美しい語感のコトバを生み出す
・キャッチ―で親しみやすいコピーや表現を生み出す
こういった点をこれからも深めていきたいと思いました。
- 2012年04月16日| 常務取締役 田中
2012年04月08日
オレはお前のことキライやねんっ!~伝えることと伝わること考~
みなさんこんにちは! ジョームの田中です。
◆私がこどもだったころ
先週金曜日から本日にかけて、全国的に入学式が催されたことと思います。
今から30年前。私も地元の小学校に入学しました。
新しい学習机。新しいランドセル、ノートや鉛筆といった文房具を用意してブレザースーツに着られ、白のハイソックスで入学式を迎えました。
そんなニューアイテムの数々が揃うこの時期ですが、男子注目のアイテムはふでばこです。
裏表ふたが開くのはもちろんのこと、まるでからくり箪笥のようにサイドには鉛筆削りが仕込まれたり、ロケット発射台のような形状にトランスフォームする鉛筆収納部分など、数々のギミックが仕込まれたデラックスなふでばこは男子のステータスを示す重要なアイテムでした。
例えばこんなふでばこです(笑
ガキーン!ガキーン!
ゴゴ。ゴゴゴ。
ジュボーン。
ウィーン。ピギー。プシュ―333
そんな擬音が聞こえてきそうなメカニカルでインダストリアルな雰囲気を感じさせてくれるギミックに大コーフン。
どれだけスゴイギミックが仕込まれたふでばこを持ってるかを競い合った小学校低学年でしたが、そんな日々も長くは続かず。
3年生や4年生になるといつのまにかカンペンケースというブリキのふでばこにその座は奪われていきました。。。
ギミックふでばこが「こどもっぽく」感じられてゆくのでしょうね。こどもなのに(笑
◆そんなことはさておき
最近。に限ったことではないですが、「伝える」ということについてよく悶絶します。
なぜならば、「伝える」こと以外に「伝わる」こともあるからです。
「伝える」ことは自分の範疇の話ですが「伝わる」ことは自分以外の要素によるもので不可抗力に近い場合もあり得る状況です。
コミュニケーションは言語を媒介して行われます。コトバは文字であったり音声であったりしますが、言語はコトバという記号でもって表現されることが多いですね。
「地球」という記号は私たちの住んでいるこの惑星のことをユニークに指し示している。でしょう。
「太陽」という記号もまた、明けては暮れていくアレのことをユニークに指し示している。でしょう。
英語ではearthとかsunとかいった記号で表します。
言語による表現の違いはありますがその言語圏では明確にひとつの対象物を指し示し、「地球」や「太陽」という記号がその対象物とユニークに結合している状態として私たちは認識しているからこそ、その記号を受け取った時に同じ意味を私たちは受け取ることができています。
普段何気なく使っているそういった記号ですが。。。
私「田中研治」という記号は果たしてその対象物と明確に結合しているでしょうか。
今このブログを書いている、私という対象物とは違う対象物として受け取る人もいることでしょう。
また「あなたは私の太陽だ!」という記号を先の結びつきのまま受け取ると大変なことになりますね(笑
「売り上げ前比120%!」「20%OFF!」といった記号は発信者の意図がちゃんと相手に伝わっているでしょうか。
記号論の世界では、発信者が伝えたい内容を記号化する際、その記号の意味を参照している辞書があり、受信者もまたその記号を受け取った際にその意味を参照している辞書があるとしており、その辞書のことをコードと呼んでいるようです。
そして、発信者の意図を受信者に伝えるプロセスは
1.発信者の意図⇒2.発信者による記号化⇒3.伝達⇒4.受信者による記号受信⇒5.受信者による記号解読⇒6.受信者による発信者の意図(と思われる)内容の受信
という一連の流れを経るものとしており、その全体をコンテクスト(文脈)と呼んでいるようです。
コードは上記の2.発信者による記号化と5.受信者によるの記号解読において参照される意味体系というわけです。
もしも、ここで参照されているコードが世界中の人々がまったく同一のコードを持てているのであれば、記号とその意味の結びつきは一定であり、発信者の意図は受信者に正確に伝わることでしょう。
しかし、人が持っているコード体系は必ずしも同じではないですし、地域によって、人によって、コードそのものに対して変化を与えたり、新たなコード体系を作り出しているのが人の営みでもあります。
よって、同じ記号を使っていても「伝える」ことと「伝わる」ことは、コードの部分ですら一致していないのが日常だということになります。
そしてさらに、コンテクスト(文脈)によっても、受信者に伝わる発信者の意図は影響を受けるとされているようです。
「ニコヨベツ。ミタボケヘル。」
という記号があったとして。
日本語において上記の記号をコードを参照しながらその意味を把握することはできないことでしょう。
しかし、日々のコミュニケーションの場で上記のような記号が発せられたとした場合、受け手はなんとかその意味を受け止めようとします。(すぐにあきらめる場合もありますが。。。)
そこで、コード以外の拠り所とするのがコンテクスト(文脈)ということになります。
誰がいつ、どのような場でどうやって発したものなのか。
そういったサブコードのような体系を総合しながらコンテクストを紐解き、意味や意図を解読しようとします。
「オレはお前のことキライやねんっ!」
コードによる解釈を行うと残念な話かもしれませんね。
しかし。コンテクストによっては「オレはお前のこと好きやねん!」という記号とコードの結合が伝える意味以上に、発信者の、相手に対する熱烈な肯定的意図が伝わる場合があることは、みなさんの多くがご理解いただけることでしょう。
文字という記号からもう少し話題を拡大しますと、デザインも記号であり、言語です。
非常口のピクトグラムを見て「ここが非常時の出口であるという意味だな」と理解できるのは、その絵画的表現を定義づけているコードが存在するからです。
音楽表現も発信者の思想や感情を音声という形態でもって記号化された結果であるという点において言語であると言えるでしょうし、カタチある製品もその用途や意味を記号化させた結果であるという点において言語でしょうし、国の文化・地域文化・会社の文化も一種の記号であり言語です。
あらゆる受信者のコードやコンテクストに対して嫌疑をかけながら行うコミュニケーションは常軌を逸した理屈くささを感じますが。。。
「伝えること」と「伝わること」は必ずしも同じではないということを踏まえると、どうもおかしいと感じた時はコードやコンテクストそのものを確認していくことは大事なことだと思います。
さて。
いったい何がいいたいのか?とイライラされている方もいらっしゃることと思われます。すみません。
「伝える」ことと「伝わる」ことの関係性について上記のように考えたとして、そのモデルを私たちのシゴトにおける具体的な場面であてはめて考えたらばというお話です。
それは、受信者(ターゲット)はどういうコード体系をもっているのか?と、よりよく知ること・想像すること・想定することであったり、ABテストなどによって、コードやコンテクストが適切であるかどうかを確認すること。
そういった取り組みをあてはめることができるのではないかと考える次第です。
私たちの営みにおいては、意図や考えを伝えたい方がいて、その意図や考えをより適切にお伝えする営みを行っております。
うまく伝わっていないのであれば、うまく伝わるようにしたい。うまく伝わったのであれば、よりよい伝え方に昇華させる。もしくは、受信者側のコード体系が変化していることを察知できたならば、その変化に合わせて伝えていきたい。
そういう活動を行っているのだと考えます。
こんなにクドクドとまわりくどく書くほどのことかというご批判を受け止めながらも。。。
クリエイティブセンターを標榜する私たちです。
つまり、私たちの「クリエイティブ」という記号については、「伝える」ことと「伝わる」ことについて科学し、「伝える」ことと「伝わる」ことの差分を減らす、もしくは、「伝わる」ことと「伝える」こととが乖離しすぎない範囲でよりポジティブに「伝わる」状態を作りあげる活動である!
ととらえてみてもいいのではないかと思った週末でございました。
最後まで読んでいただき。ホントウにホントウにありがとうございました!
- 2012年04月08日| 常務取締役 田中
2012年04月01日
グループの名刺が新しくなりました!
みなさんこんにちは! ジョームの田中です。
◆私がこどもだったころ
イサザ。
一般的にはシロウオと呼ばれる魚ですがみなさんご存じでしょうか。
イサザという呼び名はどうも北陸の呼び名のようですね。私の故郷は若狭湾に面した所なので北陸系の呼び名が定着したものだと思います。
春の風物詩としてこの時期シロウオを食べる方もいらっしゃることでしょう。
私の実家の横を流れる川にも4月になるとイサザが獲れ始め4月中旬から下旬にかけてピークを迎えます。
こどもの頃は、兄と隣に住む兄の友達とでザルをもってよく獲りに出かけました。
春とは言っても川の水は少し冷たく。ズボンの裾を膝のうえまでまくりあげ、兄がザルを持って待ち構え、私がイサザを追い詰める役割分担。
いつだったか、バケツ山盛りになるほど獲れたことがあり、獲ったはいいけど食べきれるわけもなく、どうしたものかと思案した末に、地元のお店に買い取ってもらうというアイデアを兄が思いつき買い取ってもらったこともありました。
とてもシンプルな経済行為でした(笑
そんなイサザ獲り遊びですが、いつの頃からか、時期になると川の河口にイサザ漁のための堰が作られ、もうこどもがイサザを獲ってはだめだということになりました。
ギョギョウケン???
兄:「そこで漁をする権利いうのんがあってなー、その権利をお金でこうてる人がおってな。せやからもう自由にとったらあかんらしいわ。」
そんなニュアンスで兄から聞かされたように思います。
幼い頃ですが、大人の世界を垣間見た瞬間です。
「なんやもー。ちょっとくらいえぇやんか。けち。」とか言いつつも、「自分で食べるくらいえぇやんけ」とかいいながら、兄らと徒党を組んでイサザアタックはしておりましたが。。。(笑
◆そんなことはさておき
今回はパラシュートグループの新名刺についてご紹介します。
4月からパラシュートグループ3社の名刺をリニューアルいたしました!
昨年からの取り組みで、グループ内でコンペを行いました。
全部で9チームでの社内コンペ。
各チームに1人のデザイナが入るように編成し、それぞれのチームで新名刺のコンセプトワークから表現提案までを行いました。
そして出来上がったのがこちらの名刺!
パラシュート株式会社、フュージョン株式会社、コネクト株式会社の3社分の例でございます。
今回の名刺のコンセプトは「個人の名前をプッシュする」というコンセプトから、個人名が分かりやすく表現されております。
名刺上部のカラーは、各社のカンパニーカラーを表しております。コネクトは2色ありますので2つ紹介しております。
赤・青・緑・黄。
ん?!と思う方もいらっしゃると思いますが。。。
マイクロソフトやグーグルもこの4色ですね。
ちなみに意図したわけではなくて結果的にこうなったのですが。。。(笑
ダイレクトマーケティングをメインフィールドとしている我々です。パーソナルな側面を知っていただければと思います。
ですので、この名刺の大きな特徴がもうひとつございまして。。。
人によって名刺の図柄が違うのです!
例えば、私とコネクトの沖津を見てみましょう
印刷も行うパラシュート株式会社です。その技術を活かしてニス引き模様を入れております!
私のはドット(大)です。コネクト沖津の図柄はバタフライです。
この図柄は各人がチョイスして決めております。
各人をアイデンティファイできるようにと、各人固有の図柄にしようかというアイデアもありましたが、さすがにそこまで行うのは難しいということで今回は全部で41種類となりました。
どんな図柄があるのかときっと気になること思いますので。。。(笑
この場ではそのうちの21種類を公開しちゃいます!
今後、パラシュートグループのスタッフと名刺交換をいただくみなさま。
名刺交換の折にはぜひとも名刺の図柄にもご注目くださいませ!
そして、非公開パターンも含め全41種類コンプリートいただけましたらと存じます(笑
最後に。
今回の名刺リニューアルコンペに取り組んでくれたスタッフのみんな。
そして、名刺制作を担当してくれたスタッフのみんな。
ありがとう!ステキな名刺になりました!
- 2012年04月01日| 常務取締役 田中
2012年03月29日
春の衝撃
春ですね。
雪解けあとの埃っぽい空気には、いったい何が含まれているのでしょうか?
例年の事ながら、目がかゆいです。目薬が手放せません。
アレルギー性結膜炎全開!の営業第2グループ石塚です。
でも、たとえどんなに目がかゆくても、雪解けのドロドロ道で靴が汚れても
「ああ、春が来た!」と嬉しく思えてしまう不思議。
季節特有の空気の違いのわかる日本人の繊細な心っていいなと思います。
そして、春といえば…祝・ご入学、ご進学、ご就職の季節ですね。
新しい一歩にお祝い申し上げます!
「我々はプロである。我々が100%でなければ患者は死ぬ。そういう世界なんです。」
これは遠い遠い昔、入学式で校長先生からいただいたお言葉です。
(ちなみに医療系の学校でした。)
当時の私は、そんなに深く捉えずに聞いていたのですが、
今でも時々ふと思い出してしまうということは、とても衝撃を与えられた言葉だったのでしょう。
現在、医療関係のようにわかりやすい結果がでる環境ではなく、
営業事務という職種でお仕事をする私ですが、ひっそりとこんな目標をたてています。
お客さまにトラブルやクレームのストレスなく仕事を遂行することこそが最大の誠意。
そのためには事前準備をしっかりして、業務をトラブルなくスムーズに。
起こってしまったクレームに全力で対応することも、
色々なセクションで誰が関わっても仕事ができる段取りを組むことも「当然のこと」なのですが、
お客さまにはもちろん、会社の同僚やプロジェクトメンバーにも「誠意」をもって
建設的な関係を作っていけたらいいなぁと思うのです。
大体にして、ダンナ様といる時間よりも、会社の同僚と一緒にいる時間の方が断然長いのですから(笑
- 2012年03月29日| 営業サポート 石塚
2012年03月25日
アイデア採用する時に考えること。
みなさんこんにちは! ジョームの田中です。
◆私がこどもだったころ
3月末から4月上旬にかけて、私の故郷では桜が咲きます。
お寺の前の空き地の隅に中くらいの桜の木が立っています。
銘木ではないですが、たぶん100年くらいは経っているでしょう。
生あたたかいアンニュイな春風にのせてゆるやかに散ってゆきます。
夜はたいがいおぼろ月ですが、月影の中でも同じように散ってゆきます。
今年も咲くころです。たまにはこの時期に帰ろうかしら。
桜の木のすぐ横には消防用貯水槽が設置されていますが、樹の下に屍体はありません。たぶん。
葉桜の頃になると、モリアオガエルがメレンゲ状の卵を桜の枝にうみつけます。
泡の中で孵化したオタマジャクシはそのまま貯水槽の中に落ちて大きくなります。
泡の中で孵化しまくっているオタマジャクシを見ながら「きしょい、きしょい」と囃したてて遊んでいたことを思い出しました。
◆そんなことはさておき
今回は他社事例からアイデアを採用という判断について考えてみます。
カンブリア宮殿で取り上げられるなど、最近は北海道外の方にも広く知られるようになっている北海道のコンビニ「セイコーマート」。
自宅の近所にあるセイコーマートに先日立ち寄った際、店員さんがものすごい勢いでクラブカード入会のおススメをしていただくもので、思わずポイントカードを作りました。
こんなのです。
実物を受け取ってハッとしました。
いつかのニュースか何かで見たのを思い出したのですが、セイコーマートのポイントカードはケータイストラップに付けられるように本カードの他にストラップ穴付のタグ型カードが同時についているのです。
実物をうけとって「これが、あの・・・」と思いだしました。
財布の中にはクレジットカードやらポイントカードやら何枚もあって既にオーバーフロー。
だから新しいカード作るのに億劫になる。
世の中的にも、増えすぎたカード類がなんとかひとまとまりにならないものかとお悩みの方は多いと思います。
さてこのアイデア。
当然ながら、セイコーマートさん内の誰かが思いつき、そのアイデアいいね!と認知されて、最終的な役員決裁などを経て世の中にリリースされていると思うのですが、このアイデアを採用し実現した組織風土はスバラシイなと思いました。
アイデアが採用されたのが、何年前なのかはわかりませんが、小売店各社のポイントカードが浸透するにつれて、個人の財布に入れるカード類が増えて大変な状況の中で、いかにして自社のポイントカードを作ってもらおうかを考えた結果のアイデアだったのではと想像します。
全てのポイントカードをチェックしたわけではないですが、本カードとストラップ用カードを分離するという機構を採用している所は他に思いつきません。
アイデア採用した当時は、まだ他に誰もやっていなかった取り組みなのではなかったでしょうか。
通常のポイントカードを作るよりもコストがかかることだったと思います。
多くのポイントカードと同じようにクレジットカードサイズの本カードだけでもよかったハズです。
また、ストラップカードをくっつけたとしても、そのことがカード会員増加の推進力になるかどうか、売上アップに繋がるかどうかの保証があるわけでもありません。
にも関わらず、このスタイルを導入したということだと思います。
未だ多くの企業や団体では、前例がないことにチャレンジするのは躊躇されることが多いと思います。
この分離できるタイプのポイントカードが実際にどれくらい利用者に浸透しているか?また、セイコーマートさん内でどれだけ有効な施策であったかは確認できませんが、前例のない中でこのアイデア採用を判断したという点について感心する次第です。
2012年の今現在。私にとっては初めてセイコーマートクラブカードを作ったわけで。
今の私のケータイ電話はiPhone。
ここ1-2年で世の中も爆発的にスマホにシフトしています。
スマホカバーをつける人はつけるカバーによってはストラップをつける所があるかもしれませんが。。。
周囲を見渡しても、私のiPhoneを見ても。
ストラップをつける所がない。。。
よって、このアイデアすごいなと思いつつも今の私の環境では結局、本カードを財布にいれるかどうかの判断をするだけですが。。。
この点については今後のセイコーマートさんのアイデアに期待いたします。
施策も表現も。
未来の結果について誰も確実なことは言い切れません。
マーケティングリサーチを行い、ある程度の確からしさを安心材料にして突き進んでみる。
うまくいったならばもっとステキにするために考える。
うまくいかなかったらよくするために考える。もしくは撤退する。
その上で次の施策を考える。
日々の営業活動は、この繰り返ししかないと考えますし、だからこそPDCAなのだと思います。
そんなことは分かっている。
はい。もちろんそうだと思います。当然すぎる理屈ですもの。
であるならば、次は行動する勇気だけですね。
セイコーマートさんのクラブカードを見ながらそんなことを考えました。
- 2012年03月25日| 常務取締役 田中
2012年03月19日
なぜ、なぜを考えるのか? ~デザインとアートの違いから~
みなさんこんにちは! ジョームの田中です。
◆私がこどもだったころ
1990年。高校生になった頃。3つ年上の兄が高校卒業し実家を離れると共に、兄の部屋であった、離れの車庫の2階がマイルームとなりました。
何がウキウキしたかって、その部屋にはテレビがあったのです。
念願のマイルームTV。
気兼ねなくテレビを見られる環境を得た私は小躍りして喜びました。
もう、うかれぽんちです。
そんな時代の頃ですが。。。
関西テレビのTV-DOS「Pure Love」という番組をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。
ちはるさん+2人のアイドル3人が大阪市内をそぞろ歩きしながら他愛もないよもやま話をしているだけという番組です。
なにがオモシロイって、とりたててオモシロイ話はないんです。淡々とした女子トークを傍で聴いているような番組です。
でも。なんかいいんです。
もういちどあの番組を見たい!
しかしPureLove。検索しても情報がほとんどない。想いはつのりますが。。。
◆そんなことはさておき
今回はデザインとアートの違いから、「なぜ」と「なぜならば」について考えます。
私は中学生の頃にミュージシャンになろうと思い、高校生になって舞台俳優になろうという思いに変わり、大学卒業後は舞台俳優の道を選びました。
結果、1年も経たずサラリーマンの道で生きることになりましたが。。。
アーティストになりたかったのです。
なぜ、ミュージシャンや俳優になりたかったかというと、基本的には女性ファンからキャーキャー言われたいというありがちな認知欲求動機が半分。残り半分は、音楽を産み出すことや舞台活動についての芸術性への憧れという合体願望からでした。
「デザインとは問題解決であり、アートとは自己表現である(Design solves a problem, art is expression)」
「米国のデザイン教育から学んだこと」というタイトルが付けられたブログ記事からです。
デザイン分野から見たセンテンスですが、私にとっては、同じことを考えていたけども端的にうまく言えなかったセンテンスです。
それまでの思考では、「商売⇔芸術」とか「マネー⇔ノンマネー」、「理解されやすいもの=非芸術。理解されにくいもの=芸術」のような対立概念で捉えようとしていたのですが、今回出会った表現は対立概念での捉え方ではなく、とても腑に落ちる表現だと思いました。
デザインとは問題解決であるが故にとてもロジカルなものですね。
よって、その教育においては「なぜ」と「なぜならば」が問い続けられる。
なぜ、その表現なのか?なぜならば○○を意図するからである。
なぜ、オレンジ色を使うのか?なぜならば商品の温かみを伝えることがこの表現においては重要なテーマであるから。
なぜ、商品説明の分量が多いのか?なぜならば、この商品はまだ世の中に認知されていないため見ただけでその価値を伝えられるものではないから。
などなど。
我々が日常的に関わるデザインという表現においても、ロジカルな思考プロセスの結果としての表現が溢れています。
「なぜ」と「なぜならば」で思い出すのは、タンジブルユーザインターフェース(TUI)を提唱した石井裕教授。
昔NHKのプロフェッショナルでも取り上げられた時、たまたま見ていたのですが、象徴的だったのが「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?」と最低5回は学生になぜをを問いかけます。と話していたシーンです。
多くの場合、自分の考えをうまくコトバに言い表せない時や、自分の考えがうまくまとまらない時には「いや、なんとなくさ」とか「いや、べつに。いいじゃんそんな難しく考えなくてもさ」とか「コトバで表せない何かだよ」とか言って、うまくいえない状態をなんとかやり過ごしているように思います。
場合によっては「うるせーんだって」「関係ねーだろ」「ウザイ」というコトバで片づけることも多いでしょう(笑
私もそういう気持ちになる時あります。
でも、そういう時こそ、なぜを考えるようにしています。
なぜ、丸みを帯びたデザインを採用したのか?
なぜ、このキャラクタなのか?
なぜこのフォントなのか?
なぜこの文字の大きさなのか?
なぜこのトーンなのか?
なぜこの形状なのか?
日々のデザイン表現においても、このなぜについてちゃんと語ることはとても大事です。
なぜについてコトバを紡ぐことはつまり、ロジカルに物事考える糸口であると思うわけで。
このなぜ?で繋ぐ思考プロセスは何もデザイナ職に限ったものではなく、全ての仕事において、また、生きている限り問い続けることが自身の成長の原動力ではないかと思う次第です。
幼い頃、みなさんもよくお父さんやお母さん、もしくは周りの大人たちに、ちょっとしたことでも「どうして?」「なんで?」という問いかけを多くしたことがあったのではないかと思います。
年をとるに従って、知り得た知識や自身の経験を元に未来を予測することで、「なぜ?」に対して理由を類推して、分かっているつもりになってることが多いのではないでしょうか。
もちろん、類推という思考能力はこれはこれで仮説を生み出す上でとても重要なのですが。。。
いずれにしましても、自分の中に生まれた単純な「なぜ?」に対しては積極的に向き合い、注意し、コトバにしていくことが必要だなと思いました。
- 2012年03月19日| 常務取締役 田中








