2012年01月20日
抱負・憧憬・志
営業第2グループ石塚です。
この度、WEBサイトのリニューアルによりスタッフブログが新設され、
どこからともなく飛んできた白羽の矢が頭に突き刺さったようで、担当に選出していただきました。
語彙量が乏しいので、色々な人の目に触れてしまうのは大変お恥ずかしいのですが…
やらせていただくからには月イチ更新を目標にして、身の丈にあったモノを書いていきたいと思います。
さて、折角の新年最初のエントリーなので、ありがちですが今年の抱負など。
『初心忘るべからず』
聞いたことのない人はいないだろうし、何をわざわざ今更…というくらい有名な言葉なのですが、
先日、本を読んでいて「なるほど」と思ってしまったので、ちょっとばかり知識人のフリをしてトリヴィアを披露してみようと思います。
この言葉は、能楽師の世阿彌が「花鏡(かきょう)」という書物に残されています。
後世に能の修得方法を伝えるために書いた秘伝の本なのだそうです。
是非初心不可忘 (是非とも初心忘るべからず)
時々初心不可忘 (時々の初心忘るべからず)
老後初心不可忘 (老後の初心忘るべからず)
この3文の後に各初心への説明書きが続くのですが、原文が結構長い上にほぼ漢文なので、
要約&今の言葉にしてみます。
「是非初心不可忘」とは
若い未熟な時代にした失敗や、苦労して身につけた事を「初心」という。
この初心を忘れてしまうと、上達していく過程を身に付けることが出来ず、
この先上達していくことが難しくなる。だから生涯、初心を忘れてはならない。
「時々初心不可忘」とは
歳をとるのとともに積み重ねていくものを「時々の初心」という。
その時々にあった演じ方をすることが大切で、その場限りで忘れてしまっては何も残らない。
過去の演じ方を身につけておけば、年月を経て演技に味がでるものなのである。
「老後初心不可忘」とは
老いたとしても、その年齢の自分に見合った芸風を身につけていくことを「老後の初心」という。
命に限りがあっても、芸事に果てはない。
歳をとったからといって、「もうこれでいい」ということはなく、
その都度、初めて習うことをも乗り越えていかなければならない。
『初心忘るべからず』と聞いたとき、『何かを始めた時の新鮮な気持ちや意欲を忘れてはいけない』
ということなんだろうなぁと思ってしまいがちなのですが、世阿彌が伝え残したかったのは
『困難に対峙したときの過程を忘れずに次のステップに活かそう。慢心しちゃいかんよ。』
ということだったようです。
能の教え、奥が深いです…
能や芸事以外のことにも応用して考えることができるのが凄いです。
しかも、今の世にも退色せず活かすことができる。
こんな風に考えられる世阿彌という人に憧れてしまいます。
まだまだ他にも深い!と思える言葉がたくさんあるのですが、
それはまたいつかのブログのネタに取っておきたいと思います。(ニヤリ)
というわけで、今年は年末の自分に「成長したな!」と言ってみたいと思いますので、
ご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
- 2012年01月20日| 営業サポート 石塚







